リノベーションで古民家を店舗にする際の基本的な流れとは?

知っておくべき注意点もご紹介

住まいではなく、店舗として古民家を再利用するケースも少なくありません。その際には基本的にリノベーションをすることになりますが、どんな流れで進んでいくのかわからないという方も多いでしょう。そこで今回は、古民家を店舗にするときに行うリノベーションの主な流れや注意点について解説していきますので、これから古民家を店舗として利用しようとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

リノベーションで古民家を店舗にする前に確認すべきポイント

リノベーションで古民家を店舗にする前にいくつか確認すべきポイントが存在します。余計なトラブルを起こさないよう、以下3つのポイントチェックをしておきましょう。

用途変更の必要があるか

事前に確認すべきポイントの1つ目として、「用途変更の必要があるか」という点が挙げられます。リノベーションで古民家を店舗にする場合、飲食店等であれば床面積が200平方メートル以上かどうかということが目安となります。もし200平方メートル以上であれば用途変更をする必要がありますが、万が一用途変更を忘れてしまうと処罰の対象となってしまうので注意しましょう。

設備が整っているか

古民家を店舗にする場合には、設備が整っているかの確認も必須となるでしょう。後付けすることは可能ですが、工事期間が長くなってしまったり追加費用が発生してしまったりすることになります。できるだけ無駄をなくすためにも、電気や水道、ガスなどの現状の設備確認を忘れずに行ってください。

建築士が在籍している業者か

施工を依頼する業者に建築士が在籍しているかどうかも、事前に確認すべきポイントのひとつとなります。リノベーションで古民家を店舗にする場合、建築基準法や消防法などの基準をクリアしなければなりませんが、建築士が在籍していれば安心して任せられます。このとき、別で建築士の方に依頼するとコストがかさんでしまうことになるため、施工を依頼する業者に建築士が在籍しているかどうか確認しておきましょう。

リノベーションで古民家を店舗にする基本的な流れ

リノベーションで古民家を店舗にする場合、基本的には以下のような流れで進んでいくことになります。

店舗のコンセプトを決定する

まずは店舗のコンセプトを決めます。店舗のコンセプトが曖昧ではこの後の工程にも影響してしまうため、納得のいくまで考えるようにしてください。

古民家の物件選定を行う

コンセプトが固まったら、物件選定へと進みます。コンセプトに合っているかという目線で多くの物件の中から理想に合ったものを選ぶことになります。

古民家はそれぞれが特徴的で、地域によってはなかなか理想的な物件に巡り合うことが難しいかもしれません。開業のスケジュールに間に合わせるためにも、なるべく早めに行動に移すと良いでしょう。

依頼〜施工

物件が決定したら、業者にリノベーションを依頼することになります。リノベーションを得意とする業者は多数存在しているため、建築士が在籍しているかどうかなどを踏まえて決定しましょう。

業者が決まった後はリノベーションの内容を擦り合わせ、契約をした後に施工が開始されます。施工後に後悔することがないよう、事前の打ち合わせは納得のいくまで行うことをおすすめします。

引渡し〜開業

施工が完了したら引渡しとなるので、設備のチェックなど細かく確認するようにしましょう。問題がなければ、後は家具などの搬入をはじめとする準備作業を進めていき、すべての準備が整えばいよいよ開業となります。

リノベーションで古民家を店舗にする場合の注意点

物件を所有すると固定資産税が発生することになります。古民家の場合は築年数が考慮され、通常の物件に比べて安くなる傾向にありますが、増築部分が存在するとなると話が変わってきます。

増築部分は新築扱いとなるため、建物の固定資産税評価額が上がってしまうことに注意が必要です。また火災保険に関しては、木造などの耐火性が低い物件の場合、少々高額になる可能性があります。場合によっては予算が足りなくなってしまうかもしれないので、税金や保険に関する知識も事前につけておくようにしましょう。

まとめ

リノベーションで古民家を店舗にする場合、まずは店舗として利用できるかどうかの確認を取ることから始めましょう。話がある程度進んでから発覚すると、一から物件を探すことになってしまいます。事前確認が済んだ後は、基本的には今回ご紹介した流れで進めていくことになりますが、業者によっては多少異なることもあるので、不安な方は担当の方に聞いておくと良いでしょう。

「株式会社 エアーズスタジオ」は、群馬県前橋市にある建築専門業者です。リノベーションをはじめ、店舗の設計や施工の実績も豊富にあり、お客様のご要望に沿った施工が可能です。費用や作業日程に関するご相談も随時受け付けておりますので、リノベーションで古民家を店舗にする場合にはお気軽にお問い合わせください。